矯正用インプラントアンカー(アンカースクリュー)とは?
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矯正用インプラントアンカー(アンカースクリュー)とは、矯正治療におけるミニインプラントの一種です。この「ネジ」は固定源として機能し、歯を動かすために利用されます。 通常の矯正治療では奥歯を固定源にしていますが、前歯をワイヤーで引っ張ると奥歯も同時に動いてしまいます。この問題を解消するために、骨に埋め込んだ矯正用ミニインプラントを用いることで、より強固な固定源を確保し、複数の歯を同時に移動させることが可能になります。
矯正用インプラントアンカー(アンカースクリュー)は非常に小さいもので、直径は1.4〜20mm、長さは6〜10mm程度です。ピアスのようなサイズ感で想像していただけると分かりやすいかもしれません。
利用する際の利点として、治療期間の短縮が挙げられます。また、デンタルインプラント(人工歯根)とは異なり、矯正治療の間のみ一時的に使用され、治療終了後には取り外されることが一般的です。