成長期の上顎前歯の前方傾斜症例 12才2ヶ月

更新日:2022/09/28

【非抜歯症例】

治療前(12才2ヶ月)

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  • 画像:治療前12才2ヶ月2
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治療後(12才2ヶ月)

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主訴

患者さんは、上の前歯2本の突出感を気にして来院されました。

検査結果

骨格的(上下のあごの骨の大きさ)には、上あごが下あごより少し大きく、上の前歯は大変前方に傾斜していました。下あごの成長がやや少なく、これらの原因により出っ歯感が強調されていました。

診断

上顎前突(上顎前歯の前方傾斜を伴う)

治療

治療は非抜歯で行う。前突感は、上の歯並を後方に移動すること、および、下あごの良好な成長が期待されるので成長コントロ?ルを積極的に行う事で改善を予定 。

治療期間

4年3か月
成長期であったため、成長をコントロールしながら治療を行いました。
治療前にまだ歯がはえていない上顎第二大臼歯がはえてきて、それを並べてから治療を終了しました。

治療回数

54回

費用

・治療費・・・72.5万円(税込 79.75万円)
・検査診断・・・25,000円(税込 27,500円)
・リテーナ・・・60,000円(税込 66,000円)(保定装置+クリーニング)
・予後管理・・・3,000円(税込 3,300円)×5回

矯正歯科治療に伴う一般的なリスクや副作用について

  • 1) 最初は矯正装置による不快感、痛み等があります。数日間~ 1、2週間で慣れることが多いです。
  • 2) 歯の動き方には個人差があります。そのため、予想された治療期間が延長する可能性があります。
  • 3) 装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院等、矯正治療には患者さんの協力が非常に重要であり、それら が治療結果や治療期間に影響します。
  • 4) 治療中は、装置が付いているため歯が磨きにくくなります 。むし歯や周病のリスクが高まりますので、丁寧に磨いた り、定期的なメンテナスを受けたりすることが重要です。また、歯が動くと隠れていたむし歯が見えるようになることもあります。
  • 5) 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることがあります。また、歯ぐきがやせて下がることがあります。
  • 6) ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
  • 7) ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
  • 8) 治療途中に金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
  • 9) 治療中に「顎関節で音が鳴る、あごが痛い、口が開けにくい」などの顎関節症状が出ることがあります。
  • 10) さまざまな問題により、当初予定した治療計画を変更する可能性があります。
  • 11) 歯の形を修正したり、咬み合わせの微調整をおこなったりする可能性があります。
  • 12) 矯正装置を誤飲する可能性があります。
  • 13) 置を外す時に、エナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります 。
  • 14) 装置が外れた後、保定装置を指示通り使用しないと後戻りが生じる可能性が高くなります。
  • 15) 装置が外れた後、現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす 可能性があります。
  • 16) あごの成長発育によりかみ合わせや歯並びが変化する可能性があります。
  • 17) 治療後に親知らずが生えて、凸凹が生じる可能性があります。加齢や歯周病等により歯を支えている骨がやせるとか み合わせや歯並びが変化することがあります。その場合、再治療等が必要になることがあります。
  • 18) 矯正歯科治療は、一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。
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